それは7/25明朝。酔っぱらって帰宅したdaiは虎の子を起こしてしまった。
「ぅー。ぉかえりぃ。・・・何時?・・6時前か。よし、やる気がでた。行くよ、準備して。」
今まで大呑みして気絶寸前のdai。かまわず車に押し込むse氏。
車のドアを開けて私をぐいぐい入れ込む様子に、
「佐世保バーガーが何タラホニャララ・・」と昨日から言ってたのを思い出す。
しばらく気がまどろんでいましたが
よく見るとこんなとこ走ってます。
なに?ひらどおおはし?ひらどあいらんど???
ひ、平戸ー!さっきまで大酒呑んでたのに ここ長崎ぃぃ。
dai 「平戸、平戸でどーするの?」
se氏「ご飯たべて温泉あったら良いでしょ。」
dai 「平戸で行くとこ、どっか知ってるの?」
se氏「いまから観光案内みて決めるから。待ってて。」 え、今から・・。
数分後、カラーチラシを数枚、手にして元気に帰って来ました。
そこにはお泊まりから日帰りフリープラン、ひらめ御膳にうちわエビ膳。
dai 「く、喰えんよ・・・オレぁ眠たいのよ・・。」
だーいじょうぶ大丈夫。温泉に入って喰って、ごろ寝するよー。
乗っけられて、連れてかれ。辿り着いたその場所は
天国だったー。 これは良い!うん、ありがとう!(←文句言ってても こんなもん)
時刻はまだ11:30、しかも平日。フリー露天風呂でも貸し切りです。
(憧れの、素っ裸で岩の上に仁王立ちも出来た)
遠くには先ほどの平戸大橋にお城も見えます。
あの眠気と酒気帯びはどこへ。 元気デタデタ、髪も洗うよー。
この勢いでご飯も行こう。
ちらし寿司のお膳に鯛茶漬けの膳。どっちも揚げたて天婦羅つき。
茶漬け用に出された鯛が、15枚くらい。
たっぷりー。漬けの具合もどんぴしゃり。
薄い玉露を注いでちょっと蒸らす。
すると良い感じの半生に。
あ、甘味がある・・そして引き締まってる・・。
天に昇るような心地とはこれなのかも。
そう幸せをお口に放り込んでいると
「ほら、みんなそう言うと信じんバッテンさ、私は見た事あるとよ。」
「本当に見たけんね、
三途の川ば!」
まだ客が少ない和食処、私たちの他には一組しかいません。
ちらりと見ると女性3人組。年齢にして・・50代2人と70代1人。(親子?)
そのうちの50代風の方が思いっきり 「あの世の入り口」 トークしてます。
「エズイばいー。(恐いよー。)、
もし私が渡っとったら死んどったか知らん!(死んでたかも知れない)。」
何ちゅう食事のトーク。お昼から 三途!三途!
こちらは鯛の美味しさで昇天ちゅう。私もその川みてきまーす。
ほんの少しも飽きさせない。平戸は あなどれません。
この旅、素敵な記憶になりそうな予感です。